股関節の痛みの原因と対処法 | バレエが上達する練習方法
バレエをやっている方の中には、股関節の痛みを訴える方が多くいます。
「バレエは片脚で体重を支えたり、あり得ない角度まで脚を上げたり、脚を上げたまま身体を後ろに反らせて床に付けたりするスポーツだから、身体に負担がかかるのは当たり前」
「年齢とともに脂肪がついて太りやすくなるし、筋肉も骨も衰えていくんだから、仕方ない」
バレエに詳しくない方の中には、専門家である医師でさえもこのような意見を述べる方がいます。
筆者自身も上記のような理由で、バレエやスポーツに詳しくない整形外科医に「バレエは絶対にやめなさい!」と言われた経験がありますが、果たして本当にそうなのでしょうか。
1.バレエで股関節が痛くなる本当の原因
バレエで股関節が痛くなる本当の原因は、バレエの動きが自分に合わないせいでも、年齢のせいでもないのです。
その証拠に、若いバレリーナでも、世界で活躍する一流バレエ団のプリマでも、股関節に痛みを感じることがあります。
一番の原因は、足首や膝などへの体重の乗せ方が正しくなかったり、足首をねじってターンアウトをする癖がついてしまっていたり、バレエをやる上で正しい筋肉の使い方ができていなかったりすることによる身体の歪みによるものです。
例えば1番ポジションに立つ場合、正しくは股関節から脚全体を外側に開かなければならないのですが、良く見かける誤りが、足先だけを180度外側に開き、膝や股関節が開いていない状態で立ってしまうことです。
一見、完璧に開いた1番ポジションができているように見えますが、この立ち方では常に足首がねじれている状態となるので、バレエの経験を積んで色々な複雑な動きをするようになるにつれ、膝や股関節などへ悪影響を及ぼす原因になるのです。
そのような立ち方をしていると、本来バレエに必要な筋肉が正しく鍛えられず、本来付いてはいけない場所に、固くて大きな筋肉が付いてしまうことにもなります。
そうなると、その固い筋肉が股関節に悪影響を与え、痛みとなって出てくることもあります。
2.バレエでの股関節の痛みの対処法
バレエでの股関節の痛みを解決するには、何といってもテクニックを見直すことが必要です。
正しいターンアウトはできているか、足首や膝をねじる癖は付いていないか、体重は踵側に逃げていないかなど、自分のバレエのテクニックを今一度確認してみましょう。
そして、レッスン中に股関節が痛くなってしまった場合は、ストレッチをして股関節をほぐすのがお勧めです。
仰向けに寝て膝を立てた状態から、その膝を外側に倒し、更に内側へも倒すというストレッチを、左右交互に5秒くらいずつ繰り返してみましょう。
それでも慢性的な痛みが治まらない場合は、医療機関を受診した方が良いでしょう。
ただしその場合は、可能な限り、バレエやスポーツに理解のある医療機関の受診をお勧めします。
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