バレエの練習に鏡は必要?
皆さんはバレエの練習中、鏡を確認しますか?
先生によっては鏡を見ないで、と注意することもありますよね。
実際、上達のために鏡はどのように意識したらいいのか、考えてみます。
1.鏡を見る理由
バレエスタジオには必ず鏡があります。
鏡がなければ自分がどのような踊りをしているのかわかりませんし、全体とずれていないか確認するためにも鏡は必要不可欠です。
つま先が伸びているのか、カマ足になっていないか、肘が落ちていないか、肩が上がっていないか。
すべて鏡がなければ確認できませんよね。
たとえば、自分の理想のアラベスクに近づくためには、自分の現実のアラベスクを確認することから始めなければならないのは、当然のことです。
バレエを練習するにあたり、鏡を使って確認することは、上達に必要なことです。
2.鏡を見ないという注意の理由
先生によっては、鏡を見て練習ことを嫌がる先生もいらっしゃいます。
それはなぜかというと、それぞれ理由はあるかと思いますが、おそらく、理由は3つあります。
1.お客様不在になる
少しの目線、ポーズの角度、ピルエットのスポットなど、鏡を頼りにしすぎた踊りは実はお客様にはわかります。
舞台では常に正面からのお客様だけではありませんよね。
自分の正面にいるお客様もいれば、少し上手から見ているお客様、二階席などの高いところから見ているお客様。
いつも自分の見ている自分の知っている角度から見られているわけではないのです。
正面だけを意識することを覚えてしまうのは、少なからずデメリットにもなりえるのです。
2.ポーズ練習が増える
鏡ばかり見ていると、ポーズを意識した踊りになりがちなことです。
鏡で確認できるのはポーズ場面が一番多いですよね。
アラベスクやアチチュード、エカルテなど、ここぞという見せ場のポーズを練習することがメインになってしまいがちです。
それは、踊り全体の流れよりも、鏡で覚えたバレエのポーズだけを切り抜いた練習になってしまうのです。
バレエのポーズとは、踊りの中に入ってくるのが自然なことですので、ポーズだけを練習するのは踊りが途切れてしまうことにもなりかねません。
それに、プレパレーションや前のステップを失敗したときには鏡を見て作ったポーズができませんので、一部を切り取ることを良しとしない考え方もあります。
3.視覚を優先してしまう
鏡を見ることで、先生からの指摘が素直に体に入ってこなくなることがあります。
鏡で正面から見た練習ばかりをしている場合、後ろから見ている先生の指摘について、体を動かすよりも視覚からの情報を優先してしまいがちになります。
先生は360度の角度から見ています。
たとえ正面から見て美しく見えるタンジュでも、後ろから見たときに背中が沈んでいたりスクウエアが崩れていては正しいとは言えません。
そういった理由から、生徒が鏡を見て練習するのをよく思わないこともあるのです。
3.バレエの練習に鏡は必要
それでもバレエの練習には鏡は必要です。
先生に教わったことを確認する際に鏡を見て練習しますし、自分が注意を受けた、失敗している部分を鏡でチェックもできます。
全体と音の取り方の違いも鏡から確認できます。
鏡は初心者の場合は特に、先生からの注意を反映させるためや、ポジションの確認、膝やつま先が伸びているか確認するためにするのが一番です。
うまく鏡を使った練習をして、バレエのレッスンをより効率のよい時間に変えていくことが可能です。
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