小学校低学年バレリーナのための足首トレーニング
バレエにとって強い足首は必要不可欠な条件ですが、そもそも強い足首とは何だろう?と考えてしまうことがあります。
まだ小学校低学年のバレリーナさんたちが、いつか憧れのトーシューズを安全に履き始める日のための準備として、強い足首と足首トレーニングについて、少し考えてみたいと思います。
1.正しいレッスンをしていれば足首は自然に強くなる
足首に限らず、本来正しくレッスンが出来ていれば、バレエに必要な強度や柔軟性はおのずとついてきます。
特に、小学校低学年と言うと年齢でいえば6歳~9歳ぐらいのはずですが、正直この年代で強い足首を得るための特別なトレーニングは、まだ早いと考えられています。
そこで、今優先したいことはクラスレッスンを正しく理解できるように、お子さんとのコミュニケーションをしっかりとってあげることです。
バレエのレッスンで使われる表現は、抽象的な言葉や外国語も多く、小さなお子さんではそもそもわかり難いことが沢山あります。
まずは親御さんとの会話を通して、先生のおっしゃっていることが理解できているか、出来ていない場合は、理解のためのフォローをしてあげていただきたいと思います。
2.しっかり練習したいバットマンタンジュやセンターソテ
では、具体的な動きの観点からバレエのレッスンを見た時、特に足首を強化したい時にしっかり練習したいのが、「バットマンシリーズ」と、「ソテ」です。
バットマンシリーズと書いたのは、そもそもバットマンというとグランバットマンを思い出される方が多いのではないかと思うのですが、実はタンジュやジュテ、フラッペもバットマンです。
小学校低学年のクラスでも、タンジュやジュテはレッスンプログラムの中に入っていると思いますが、この動きがそのまま足首のトレーニングも行っています。
床に垂直に立っているときは曲がっている足首が、足を出してつま先を伸ばすと、足首も自動的に伸ばされます。
この繰り返しが足首の運動でもあるので、先生に言われるように、タンジュやジュテでしっかりつま先を伸ばすことが大切です。
同じように、センターでぴょんぴょん飛び跳ねるソテも、足首の強化につながっていて、先生はみな、「跳んだ時につま先ピンピンに伸ばして」というようなことを仰っていると思います。
これもタンジュなどと同じように、床で立っているときには曲がっている足首を、空中でつま先や足の甲と一緒に伸ばし、その後着地する動作を繰り返すことで、鍛えていきます。
跳んでも足首を曲げたまま、フレッグスの状態のままでは、トウシューズが履けるような足首には近づきませんし、ケガの原因にもなるので、注意して見てあげたいポイントです。
3.小学校低学年だからこそクラスメイトとの比較はしない
一方で、小学生になると良くも悪くも他者と自分の比較が始まり、幼いなりに悩みも生まれてきます。
しかし、この世代に最も大切なことは、身体の発達ペースは人によってみんな異なることを子供なりに受け入れること、つまり、慌てないことです。
ここで無理をすると、これらから先の長く踊っていくこと自体が不可能な体になってしまう可能性があり、それは今足首がグラグラするよりもっと悲しいことです。
ご家庭でのサポートは、言語理解の側面から、先生の言っていることが理解できているかを測り、理解できていないようであれば、ご本人に判る言葉で補足説明をしてあげることと、
周囲が気になりだした子供たちへの心理サポート、つまりクラスメイトと自分を安易に比較しないことへのフォローを丁寧にしていただきたいと思います。
子供達にとって1年、2年と待つことはとても気が遠いことかもしれませんが、逆に言えば待っていれば、おのずと本格的トレーニングを開始できる適齢期が来ます。
逆にこの時期に過度な負荷をかけないことが、今後の成長につながりますので、この先の成長を楽しみ待ちながら、今はゆっくりその時を待っていただきたいと思います。
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