中学生バレリーナのためのダイエットについて
バレリーナだろうが何だろうが、この年代にとって良くも悪くも気になることが、ダイエット。そこで「中学生バレリーナのためのダイエットについて」考えてみたいと思います。
1.一番痩せにくい年代であることを頭に入れておく
思春期には身体の成長が進むことから男女を問わず、体重が増加する傾向にあります。
中でも女性の思春期は骨や筋肉が作られることに加えて、女性らしい身体が作られる時期でもありますので、
どうしても体重は増加してしまうものであることを覚えてお欲しいと思います。
この時期はただでさえホルモンバランスが崩れやすい時期でもあり、この時期に無理なダイエットをしてしまうと、
摂食障害や骨粗しょう症など、深刻な問題にも繋がりかねません。
中学生は心身ともにデリケートな時期なので、ダイエットをする時は長期計画を立て、ご家族と二人三脚で取り組んでいただきたいと思います。
2.痩せていれば美しいと思うのは大間違い
最近の世界的なバレエダンサーは女性でもただ細いというより、細くても筋肉がしっかりついた、しなやかで強靭な肉体を思わせる人が増えてきたと思います。
理由の一つに、特に海外のバレエ団のレパートリーが来クラシックバレエだけでなく、コンテンポラリーも多く踊るようになったことで
コンテンポラリー作品にも映える肉体を持っているダンサーが求められるようになってきたとも言われています。
一方でいつもバレエの仲間に囲まれている方々はあまり気が付かないかもしれませんが、
日本でバレエを見ていると、拒食症ではないかと心配したくなるバレリーナに出会うことも多々あります。
少し力を入れて握ったら折れてしまいそうな腕、歯茎まで痩せてしまってすぼんで見える口元、
バレエは恋愛ストーリーばかりなのに、とても恋愛が成り立つように思えないほどの激やせぶりは、本来クラシックバレエにも向かないのです。
例えそれが病弱な女の子の役でも精霊の役だったとしても、舞台上で語られる物語を見ている観客として、納得できる肉体のバランスというものが確かに存在するというわけです。
先日拝見したあるバレエ教室の勉強会で一番美しく踊っていた子は、少し太目の女の子でしたが、
明るくはつらつとした笑顔、鍛えられている脚、表現力のある上半身、豊かな音楽性、どれをとっても、とても魅力的でした。
そういうダンサーは客席から見ていてとても幸せな気分になれます。
中学生だからこそバレリーナが美しいと思ってもらえる理由は、決して痩せていることが最優先でも最有力でもないことに気が付いてほしいと思います。
3.どうしてもダイエットが必要な時は
どうしてもダイエットが必要な場合は、いたってシンプルに考えてほしいと思います。
インプット(食べる量)とアウトプット(運動量)を考えた時、アウトプットを増やすことです。
インプットを減らすのではなく、アウトプットを増やす。これが思春期に限らずダイエットの鉄板です。
思春期はただでさえホルモンバランスが不安定で精神的にも不安になりやすいデリケートな時期です
食べる量をコントロールするよりも、運動量を増やすことと長期的に捉えることで、安全で健康なダイエットを心がけてほしいと思います。
バレリーナの体重意識や認識には、もはや都市伝説ともマインドコントールとも言いたくなるような根拠のないもので溢れています。
ダンサーにとって健康管理だけはご家族のサポートがなければ成しえないことですので、多感な時期を安全に過ごせるように支えてあげていただきたいと思います。
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