小学校低学年バレリーナのためのアンシェヌマンてなあに?
小学校低学年のクラスではスキップやギャロップなど、学校などでも出会いそうな動きを主にレッスンが組み立てられていますが、そんな中にも少しずつ、バレエらしい動きを学び始めます。
今回はまだ少し早いかもしれませんが、予習もかねて「小学校低学年バレリーナのためのアンシェヌマンってなあに?」を考えてみたいと思います。
1.「パ」と「アンシェヌマン」の違い
アンシェヌマンもフランス語ですが、この単語は「連結」「繋ぐ」という意味です。
複数のパが組み合わさったものが、アンシェヌマンと言います。
別の言い方で言うと、パが「言葉」でアンシェヌマンは「文章」と捉えることができます。
パはバーレッスンで行っているものもそうですが、センターレッスンにならないと出てこない動きも沢山あります。
沢山あるパをアンシェヌマンを通して覚えていくのは、ボキャブラリーを増やすことと同じです。
小学生低学年のクラスでは、まだまだ初めて出会うパが沢山出てくると思いますが、楽しみながら覚えて頂きたいと思います。
2.アンシェヌマンと規則性
クラシックバレエの動きには、お決まりのパターンとも言えるような規則性、つまり、文法があり、それに則って出来ているアンシェヌマンが複数組み合わさって作品が出来ていいます。
アンシェヌマンは振付の最小ロットと捉えると分かり易いかもしれません。そして、ここには複数の「パターン」が存在します。
トンベ パドブレ ピルエットや、グリッサード アッサンブレ、ジュッテ タンルヴェなどは「お決まりのパターン」の代表格で、この中で気付いておきたいのは
クラシックバレエの場合は、トンベの後はパドブレであることや、グリッサードはアッサンブレの後には入らない。という「規則性」「お決まりのパターン」です。
この規則性の背景に、バレエのパにはそれぞれの役割があり、前置詞や接続詞の役割を果たす「繋ぎのパ」の存在などがあるのですが、
小学校低学年クラスでそこまで考えるのはまだ少し難しいと思いますので、今は「お決まりのパターン」を覚えていくことを優先されていいと思います。
この、お決まりのパターンを覚えていくことは、後に振付を覚えていく上でとてもやり易くなります。
3.自然な流れ
アンシェヌマンにはお決まりのパターンがあり、複数のアンシェヌマンが組み合わさって大きな振付になっていくと先の項目でも書きましたが、
アンシェヌマンの中にも、複数のアンシェヌマンの組み合わせにも「自然で合理的な流れ」と呼べるものが存在します。
それを促す役割の一つが「方向」つまり、お臍の向きです。
バーレッスンでもある程度方向について学びますが、センターレッスンになると、全てのパに体の向きがあることを学びます。
方向を8等分して、この動きのときは2の方向、この動きのときは8の方向等と言われるのがそれです。
アンシェヌマンはパの連結ですので、一つのパの終わりを受けて次の動きに繋げていくのですから、
パの始まりと終わりの向きが大切というのも、当然と言えば当然のことです。
しかし、これらを習得するには「慣れ」の影響はとても大きく、小学校低学年のバレリーナさんたちはまず、
パの始めと終わりで身体がどっちの方向を向いているか、頭で考えなくても済むぐらい体で覚えることを目指していただきたいと思います。
バレエの動きはほとんどがフランス語で、動きとパの名称を紐づけて覚えるのは、なかなか難しいものです。
まして小学校低学年のお子さんたちには、まだまだハードルが高くても仕方ないことですので、ご家庭では、レッスンだけでは理解が至らなかった、パの名称など、言語的なサポートをしてあげられるといいと思います。
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