小学校高学年バレリーナのための表現力について
小学校高学年になるとお教室によってコンクールに参加するところもあり、テクニックだけでなく表現力を求められることも増えてきます。そこで、今回は「小学校高学年バレリーナのための表現力について」考えてみたいと思います。
1.表現力の基本は考えることつまり「思考力」
小学校高学年になると、「役作り」という言葉を聞いたことがある方もいらっしゃると思います。
物語の登場人物がどんな子か、どんな場面で踊っているのか、説明書やガイドブックに書いてあることを、そのままで終わらせず、
「自分が演じるなら、その人物は具体的にどんな人か」と、自分に置き換えて考えてみることです。
また、お教室でバリエーションのレッスンをしているときに、「情景が見えるように踊りなさい」と先生からご指導いただいたことがあると思います。
それをするには、まず自分が物語の中のどんな場所で踊っていて、今どんな香りがして、どんな太陽の光を浴びているか等、具体的に想像してみる力が必要です。
そしてそれらは全て考える力、つまり思考力が原点となっています。
想像力や思考力は、ただ言われたことだけをやっていても身につかないものです。
本を読んだり、絵を見たり、芸術に触れたとき、「自分ならどう描くかな?」「自分がこれを気に入った理由は何だろう?」「何故私はそう思ったのかな?」というように
色んな事を自分に置き換えて考えることが大切です。
自分の踊る役について具体的に自分の中で描けるように、妄想を楽しみながら考えてみてほしいと思います。
2.音に合ってなければ表現力もへったくれもない
こんなの当たり前と言われそうですが、そもそも表現力を語るなら動きが音楽に合っていることが大前提です。
音楽に合うとは、音楽のアクセントを正確に捉えているか、音一杯に動けているか、拍子がずれていないか等です。
音痴と思われる踊りを踊っている間は、残念ですが表現力があるとの評価は得らないと言えます。
もし音の取り方に自信がない方は、日常生活でもう少し音楽を聴く時間を増やしたり、メロディー以外のパートを聴く練習や、拍子をしっかりとること等を練習してみることをお薦めしたいと思います。
3.表情筋を鍛えてバレリーナの笑顔を味方につける
バレエでの表現において「笑顔」はとても大切な要素です。
オーロラ姫の笑顔と村娘の笑顔は違うでしょうし、無表情である時点で表現とは程遠い状況になってしまいます。
本来踊っているときの笑顔は、自分が役に入り込むことで出てくるものですが、子供達にとってはその切り替えもまだまだ難しいものです。
ところで、お顔の表情は、「表情筋」という筋肉で作られています。
筋力トレーニングをしなければ、高いルルベも綺麗なアチチュードも実現しないように、お顔も筋肉が弱かったり固まっていると、笑顔を作るのが難しくなります。
そこで、まだ役柄になりきることで笑顔を作るのが苦手な方は、表情筋のトレーニングも始めておくことをお薦めしたいと思います。
実際表情筋のエクササイズをしてみると顔が温まり、する前より簡単に口角が上がり、笑いやすくなります。
バレエの表現において美しい笑顔は必要不可欠ですから、色々なやり方で美しい笑顔を手に入れていただきたいと思います。
表情筋のトレーニングは、シワやたるみの予防にもなりますので、お母さんも一緒にされるのもお薦めです。
日本は日常生活の中で表現力を磨くのには少し難しい環境であることは事実ですが、まずは日々の生活で音楽をたっぷり聞くなど、無理せず楽しく出来ることを積み重ねていっていただきたいと思います。
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