中学生バレリーナのための表現力について
バレエ踊る上で最も大切ではないかと思える表現力。そこで「中学生バレリーナのための表現力について」考えてみたいと思います。
1.表現力があってこそバレリーナ
日頃のレッスンでは、表現力を身に付けたい気持ちはあっても、テクニックを身に付けることが目的になっていることがよくあるように思います。
実際発表会や勉強会を見てみると、ある程度脚は鍛えられていて、フェッテなどの難しい技が出来る中学生バレリーナも沢山いるのですが、
どのようなキャラクターが、どのような気持ちで踊り、それはどのような情景の中で繰り広げられているのかが、
見ている側に伝わってこないことも沢山あり、そのような踊りは正直退屈でもあるのですが、
この手の踊りを踊ってしまった時に一番目立つのも身体が大きくなりはじめて、明らかに子供でないとわかる中学生バレリーナ達なのです。
またこれらは特にベタ明かりでの舞台でよくみられることで、つまりコンクールなどでは情景を描けないバレリーナは、大変不利な状況であるとも言えます。
バレエは舞台で踊る以上人に見てもらうのが目的なので、どんな状況であっても人に見せる意識を忘れずに
そのための表現力を身に付けるためのモチベーションを、まずは持ってほしいと思います。
2.上半身の使い方で表現力は変わる
この子表現力あるなと思うダンサーの共通点は、上半身で表現をしていること。つまり上半身をちゃんと表現のために使えている人たちです。
その中でも、上半身にあって表現力の基本の「き」となるものは、お顔の「表情」です。
背中や腕は真っすぐな軸を維持するためだけにあるわけではなく、その長く伸びた腕や指先、背中の反りはそのまま表現にも繋がっていますが、
どんなに美しいポーズを取ろうと、顔が笑っていないとそれだけで見ている人に違和感を与えてしまいます。
まして笑っていない中学生というのは、そもそもの時点でとても不自然なのです。
表情と上半身の動きが繋がっているからこそ、表現が出てくることを忘れずに踊ってほしいと思います。
3.音楽性のない踊りは表現力もない/h3>
どんなに足を高く上げても、どんなに上手に回転やジャンプが出来ても、音楽性の感じられない踊りからは、表現は伝わってこないものです。
音一杯に動けなかったり、音楽のアクセントからズレたり、そもそもアクセントがまるでない踊りは表現力とは程遠く、少し痛く感じるほどです。
では音楽性のある踊りを踊れるようになるために必要なものは何かというと、実は身体能力、つまりキレッキレで動ける身体、筋力が必要です。
それに加えて、きちんと音を聴く力も当然必要です。
この場合の音が聞こえているというのは、見ている人に「このバレリーナは音が聞こえているんだなあ」と思ってもらえるという意味なので、
自分は聞いているつもり、というのではないということです。
表現力と一言でいうのは簡単ですが、それを身に付けるためには今自分が何をしなくてはいけないかを客観的に分析することが必要でもあると言えます。
表現力の練習に集中するには、安定した下半身が必要ですが、中学生も含めてまだまだトウシューズで安定して踊るには難しい年齢なのは確かです。そこで、まずは最後のレヴェランスからでいいので、しっかり見てくださった方に「感謝」という表現が届くように、動きの練習をしてみるのもいいと思います。
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