小学校高学年バレリーナのためのメンタルトレーニング
最近では色々な場面で「メンタルトレーニング」という言葉を聞くようになりました。実際バレエの発表会でも緊張で普段の力が出せなかった経験をお持ちの方も多いと思います。そこで「小学校高学年バレリーナのためのメンタルトレーニング」について、考えてみたいと思います。
1.深い呼吸が気持ちを安定させる
合唱などは勿論ですが、バレエや楽器演奏においても「深い呼吸」はとても重要です。
実際バレエのレッスン中、深い呼吸をするようにと先生から指導を受けることがあると思います。
呼吸が深いことによって、動きも大きく深くすることができますが、実は心も同じなのです。
特に腹式呼吸は副交感神経に働きかけ自律神経を整え、気持ちをリラックスさせる効果があることはご存知の方も多いと思います。
バレエで言えば、緊張をすると呼吸が浅くなり、呼吸が浅いとプリエが浅くなって、次のパがうまく行かなかったり、
呼吸が浅いために、音いっぱいまで動けず、少し早く上げた脚が降りてきたり、いつもなら簡単にできるバランスがぐらついたりと、小さな失敗が続いてしまい、
自分で勝手に焦って自滅してしまうこともあります。
そこで、メンタルトレーニングの第一歩として、小学校高学年バレリーナでも十分にできる、レッスン中の深い呼吸に挑戦してみていただきたいと思います。
呼吸を味方につけると、バレエの動きにも変化が出てくると思います。
2.正しい目標設定とレッスン計画の実行でバレリーナの心を強くする
しかし、どんなに沢山の深呼吸をしても、どんなにポジティブシンキングをしても、不安から解放されないことも多々あると思います。
それは、そもそも根拠がなければ、自分を信じることもポジティブシンキングも難しいからです。
そこで、大切にしたいのが、「正しい目標設定」と「レッスン計画の実行」です。これは具体的にレッスンノートなどに書いてみることをお薦めします。
大分大袈裟に聞こえるかもしれませんが、例えば発表会前最後のレッスンまでにやり残しが無く、やれることは全てやった。と思える状態にすることです。
その為には目標設定の段階から自分の現状を冷静に判断し、与えられた期間の中で何が取り組めるのかを具体的に明らかにしていきます。
また、最終目標までの間に通過点とチェックポイントを設定することで、その目標自体の軌道修正が必要かどうかも確認していきます。
例えば、発表会では楽しく踊ることが目標。としたときに、では「楽しく踊れた」と感じるには何が必要か?をはっきりさせ、
現時点ではどの程度それが達成されているかを客観的に判断するのが、通過点とチェックポイントです。
時には当初掲げた目標を自分の現状と照らし合わせて、低く設定しなおす必要も出てくるかもしれません。
しかし目標設定を下げることは、恥ずかしいことではなく、むしろ大切にしてほしいことです。
心を強くしていくために大事なファーストステップは、本番までに、今回設定した目標のための課題は全てやりきった、
あとは本番を待つだけだと思えるように、目に見える形でスケジュールを組んで、具体的に実行していくことが大切です。
メンタルトレーニングという言葉もだいぶ世間に定着した印象があり、様々なプログラムがサービス提供されていますが、今回は小さなお子さんでもできる、呼吸と目標設定とその実行にフォーカスいたしました。
深い呼吸は日常生活でも大いに役立ちますので、ぜひご家族もご一緒にされてみていただきたいと思います。
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