初めてバレエ発表会にでる人のためのレクチャー
バレエレッスンで着々と技術が身に付き踊ることが楽しくなってくると、次のステップに進みたくなりますね。
そう、憧れのバレエ発表会。
でも、一体何をどうしたらいいの?
今回は初めて発表会に参加する方のためにお話ししましょう。
◎その1:参加する条件
ほとんどのバレエ教室が自由参加型です。(※ごくまれですが、生徒全員参加が必須の教室があるので入会時に確認しましょう)
お仕事などのご都合とレッスン日程との兼ね合いをよく考えてから決め、必ず締切までに提出しましょう。
「初心者だから・・・」「舞台で踊るなんてちょっと怖い」ど不安に思う方もいるかもしれませんが、講師の先生方は必ず各生徒の力や経験を見た上で出番と振付を考えます。
なにより日頃の成果を舞台で発揮する良いチャンスなのでためらわずに参加するのをお勧めします。
誰にでも「初めて」の時はあるのですから。
◎その2:発表会にかかる費用
教室によって差がありますが、おそらくななるべく生徒さんの負担にならないように設定しています。
ただし、出番の数が多ければ多いほど衣装レンタル代+振付代(※特別に構成・振付を作成するために通常レッスン代とは別物)もかかる上に、タイツやシューズなどの小物類は基本自腹になるので、参加費(劇場レンタル代等含む)、スチール写真、DVD代などを合わせると5万~10万円になると考えるのが良いでしょう。
初めて参加される場合は、大体出番は1つなのでその分お安くなります。(※あくまで一般的な基準なので、各教室によって差異があります)
◎その3:チケット
各教室によってチケット事情は異なります。
チケット代は無料で、各自が希望枚数を申し込んで配布されるシステム。
チケット代は無料で、各自に配布される枚数に限りがあるが、余った場合には希望者内で抽
選して更にもらえるシステム。
チケット代が有料で、お客様に買って頂くシステム。(※めったにないケースです)
・・・などなど様々なシステムがありますが、ご家族やお友達などに積極的に声をかけて日頃の成果を観て頂きましょう。
◎その4:衣装サイズ測定と衣装保管
参加も決まり、いよいよお稽古が始まると同時に身体のサイズを測ります。
バスト・ウエスト・ヒップ・肩幅・股下などを測り、バレエ衣装レンタル屋さんに注文するのです。
サイズ測定の時はレオタード・あるいはTシャツとスパッツなど、身体にぴったりとした服装で、髪の毛は測定に邪魔にならないようにシニョンなどにまとめていきましょう。
また、衣装を受け取ったら大きな紙袋かボストンバッグなどに入れて持ち帰り、ハンガーにかけて、上から袋をかけて吊るしておくのがベストです。
衣装に付属したティアラ(※冠です)や花飾りなどの小物はタッパーウェアや箱に入れておくと保管しやすいです。
汚したりなくしたりはNGなので気を付けましょう。
◎その5:プログラム写真撮影
プログラムに載せる写真撮りでは、プロのカメラマンが撮影します。
髪型は額をだしたシニョン(※お団子ヘアー)、レオタード着用(※教室によって違いがあります)で正面向きで「胸から上」を撮ります。
シニョンは後れ毛などがないようにジェルとスプレー、櫛を使って固定させましょう。(※現地でも直せるようにジェル・スプレー・クシは持参するのが無難です)
大人なので綺麗にお化粧(※普段のメイクで大丈夫です・・・たまに、「舞台メイクをするんですか?」と質問する人がいるので)して、しっかりと歯を見せて笑いましょう。
◎その6:本番でつける下着及びタイツ
バレエ公演・発表会で着る衣装の下には、普段使用している下着はつけません。
バレエ用品店で販売している(※最近はネットでも購入できます)専用のアンダーウェアを着ます。(※下記参照)
1.ベージュのハイレグカットのアンダーショーツ(※色が透けない上にはみだしにくい)
2.バレエ用ピンクタイツ(※予備のために2足用意しとくと無難)
3.ボディファンデーション(衣装のよごれ防止のために着用する、ベージュの薄い生地で作られたノースリーブの水着型の下着)
☆バストが大き目な方は「ワコール」などで販売している飾りのないベージュのロングブラジャーに透明ストラップをつけて着用すると、しっかり固定してくれます。
4.ピンクのステージショーツ(※ロマンティックチュチュやジョーゼットの衣装着用の時に必要 クラシックチュチュの衣装を着る場合には不要です)
以上のように、1→2→3→4の順番で着用し、その上に衣装を着ます。
◎その7:本番前日には顔のお手入れを
いよいよ明日に本番を迎えたら、顔のうぶ毛を剃りましょう。
なぜなら、舞台用メイクをする時に顔にうぶ毛が生えていると、化粧のりが悪くなるからです。
せっけんを泡立ててから顔に塗り、安全カミソリで顔全体(※特に眉の周りと鼻の下)をまんべんなく剃って下さい。
また、入浴時にはえりあしと腋の下もきちんと処理するのをお忘れなく。
◎その8:本番当日の心得
本番当日は朝から夜までかかる長丁場になります。
限られた時間内でメイク、写真撮影、舞台稽古、本番をするので、先生の指示に従ってきびきびと動きましょう。
本番に必要なものは下記になります。
1.衣装と付属のアクセサリー、ハンガー
2.バレエ用アンダーウェア一式(※前述したアンダーショーツ、タイツ、ボディファンデーション、ステージショーツ)
3.本番用バレエシューズ(※サテンシューズ、あるいはトウシューズ)
4.舞台用メイク道具(※教室によってはスタッフさんがメイク道具を持参した上でやってくれることもあります)
5.ジャージ(メイク時や、休憩中で着るためのもの メイクや髪の毛をくずさないためにTシャツなど、かぶって着る物はNG)
6.スリッパ
7.ブラシ、櫛、ピン、ジェル、ヘアスプレー、などのヘア用品
8.クレンジングオイル、洗顔フォーム、化粧水、タオル、ティッシュ
9.飲み水、ストロー、お弁当
10.ごみ袋(※ほとんどの劇場の楽屋ではゴミはお持ち帰りになっています)
では、参考までにあるバレエ教室の発表会本番当日の動きの流れを見てみましょう。
9:00 楽屋口にノーメイク状態で全員集合。(※時間短縮のためシニョンは自宅でしてくる)
9:30 楽屋入り 会場によっては、床に汚れ防止のレジャーシートをひく場合もある。
衣装をハンガーにかけ、指定された場所に荷物を置く。
10:00 ジャージ着用、スリッパ履きでメイクを開始。
スタッフさんにメイクをしてもらう場合には顔を洗ってから指示に従って動く。
11:30 メイクが終わった人から衣装を着てスチール写真撮影。
終わったら衣装を脱いでジャージに着替える。(※合間をみてウォーミングアップする)
12:30 衣装を着て舞台場当たり(※舞台上で踊る場所を確認する)
13:30 ゲネプロ(※舞台稽古)
15:30 ダメ出し、その後舞台上で全体写真撮影
16:30 休憩(※食事、メイク直し)
18:00 開場
18:15 衣装を着て舞台袖にスタンバイ
18:30 本番
20:30 終演 お客様お見送り
21:00 片づけ、着替え
21:30 楽屋退出(※時間厳守)
・・・と、一日を時間に追われながら過ごすことになります。
でも、本番が終わったらすべてが終了、というわけではないのです。
◎その9:衣装は綺麗に返却
お衣装はレンタルなので、汚れやほつれがないかチェックし、次のレッスン日に教室で返却しましょう。
髪飾りなどの小物もお忘れなく。
衣装を無事に返却したら、そこでようやく発表会終了です。
如何でしょうか。
発表会では振付を覚えて踊るだけではなく、様々な準備や心構え、マナーが必要です。
これらの経験が先生、生徒さん同士の絆を深め、かけがえのない思い出になってゆく・・・それが、バレエ発表会に参加することの大きな魅力になっているのではないでしょうか。
初めての発表会参加にためらっている初心者の方も、勇気をだして参加してみて下さいね。
きっと素敵な思い出になりますよ。
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