バレエのグランプリエが上達する練習方法
バレエ以外のダンス、例えばジャズダンスやヒップホップなどのレッスンでは、最初に何を練習するかはそのスタジオや先生により違いがあります。
しかしクラシックバレエのレッスンでは、どこのスタジオへ行ってもレッスンの内容や順番は、大体同じです。
クラシックバレエも流派や国によっていくつかのメソッドがありますが、どのメソッドでも必ず最初に行うのが、「ドゥミプリエ」と「グランプリエ」を組み合わせたエクササイズです。
1.踵を上げることが目的ではないグランプリエ
グランプリエは、ドゥミプリエとセットで行われることが多いエクササイズで、レッスンの最初のストレッチと、股関節のターンアウトの確認を同時に行います。
意味は「大きなプリエ」で、その名の通り、膝を曲げるドゥミプリエの膝を、更に深く曲げる動きです。
ドゥミプリエは踵を上げずに膝をできるだけ曲げますが、グランプリエは2番ポジション以外は踵を上げて行います。
ただし、自分で踵を上げるのではなく、ドゥミプリエの膝が更に深く曲がることによって自然に踵が上がり、戻る時はその踵をまず床に付けてから膝が伸びていきます。
「どうして2番ポジションだけは踵を上げないの?」と、不思議に思う方もいると思いますが、グランプリエはそもそも踵を上げる動きではありませんので、踵を上げなくても深いプリエが可能な2番ポジションの場合は、無理に踵を上げないのです。
ドゥミプリエもグランプリエも、目的は「膝を曲げること」と「股関節のターンアウト」ですので、膝を曲げると同時に脚全体をしっかりと股関節から外側へ回し、つま先と膝が同じ方向を向くように意識しながら練習をします。
2.膝は深く曲げても上体は上へ
グランプリエでは、横から見た時に上体が前かがみになり、お尻が後ろへ引けてしまう人をよく見かけます。
このような姿勢になってしまう原因は、上体が引き上がらずに落ちて、ただしゃがんで休んでいるのと同じ状態になってしまうことです。
グランプリエは、腿や股関節の内側がストレッチされているのを感じられる位置で止めることが大切で、お尻が踵の上に乗ったり、腿の裏と裏がぴったり付いてしまうところまで降りてしまうのでは意味がないのです。
プリエは、ドゥミでもグランでも、膝が曲がっていても身長が変わらないくらい、上へ上へと上体を引き上げ続けることが必要です。
これはプリエに限ったことではなく、バレエを踊る時には練習の段階から常に意識し続けていくべきことで、だからこそこのグランプリエを含むプリエのエクササイズは、クラシックバレエのエクササイズの一番最初のメニューとなっているのです。
「上体の引き上げ」という言葉が何度も出てきますが、上体を引き上げることはまさに「バレエの上達のための必須課題」と言っても過言ではないのです。
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