バレエのシソンヌが上達する練習方法
バレエには、様々な「跳ぶパ」が存在します。
その中には、「片足で跳んで片足で降りるもの」「両足で跳んで片足で降りるもの」「両足で跳んで片足で降りるもの」など、いくつかの種類があります。
「シソンヌ」というパは、その中の「両足で跳んで片足に降りるもの」の1つです。
1.シソンヌの由来は?
シソンヌとは、5番ポジションから両足でドゥミ・プリエをしてジャンプし、片足で着地するジャンプです。
レッスンに頻繁に登場して一般的によく知られているのは、5番ポジションから後ろの脚を後ろに伸ばしたアラベスクの形で跳躍して、軸足に降りるシソンヌですが、他にも色々なシソンヌがあります。
「シソンヌ」の意味については、実は日常使われるフランス語にはない言葉で、語源についていくつかの説があります。
そのうちの1つは、「シソンヌ伯爵」という貴族によって考案されたパだから「シソンヌ」と呼ばれているというものです。
また別の説では、シソンヌの動きがハサミを思わせる動きのため、フランス語でハサミを意味する「シゾー(ciseaux )」が変化したものとも言われています。
その他にも諸説あり、バレエの先生でさえも意見が違っていることもありますが、動きとしてはどれも「両足で跳んで片足に降りる」というもので共通しています。
2.多様なシソンヌ
一言で「シソンヌ」と言っても、実は種類がいくつかあります。
そのどれもが「両足で跳んで片足に降りる」という点で共通しているのですが、印象はそれぞれ違っています。
練習にも一番よく登場して知られているのは「シソンヌ・フェルメ」という、ジャンプから片足に着地したら上がっている方の足をすぐに5番に戻すシソンヌです。
シソンヌを何回か繰り返したり、後に他のパを続けたりする時に行われ、有名なのは「眠りの森の美女」のオーロラ姫の第3幕のヴァリアシオンの中盤で行われるものです。
オーロラのヴァリアシオンでは横にシソンヌ・フェルメをしていますが、前にも後ろにも斜めにも行うことができるパです。
「シソンヌ・ウーベルト」は、ジャンプから着地するまではシソンヌ・フェルメと同じですが、片足で着地した後に上がっている方の脚を下ろさずに空中でキープします。
レッスンの中では、シソンヌ・フェルメを何回かした後に行われることもあり、これも前、横、後ろ、斜めなどに行うことができます。
また、これらと少し趣が違う「シソンヌ・サンプル」というパもあります。
5番ポジションから両足で踏み切って真上に跳び、着地しない方の足をクッペ(ク・ドゥ・ピエ)にするというもので、シソンヌの基本中の基本であることから「単純な」という意味の「サンプル」という言葉が付いています。
どのシソンヌの練習をする時も、共通して意識することは「膝とつま先をしっかり伸ばすこと」です。
特に空中にいる時の膝とつま先が伸びていないと、下駄を履いたような状態になってとても目立つので、注意が必要です。
普段の練習の時は、跳躍する高さも大切ですが、それ以上にこういった細かいところに注意を払うことが上達のためには何より大切になってきます。
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