バレエのポワントが上達する練習方法
バレエを始めてある程度練習を続けると、女性はトゥシューズを履けるようになります。
トゥシューズは、つま先の先端の部分が平らになっていて、その部分を使ってつま先に立つことができる、クラシックバレエならではの特殊な靴です。
トゥシューズそのもののことを「ポワント」と呼ぶこともありますが、バレエのテクニックとしての「ポワント」とは、トゥシューズのつま先のその平らな部分に立つことを言います。
1.トゥシューズを履く前に
トゥシューズのつま先は、何層にも紙を重ね、それを特殊な糊で固めて作られています。
そのため、買ったばかりの新品のトゥシューズはとても固く、床などに打ち付けるとコツコツと音がします。
このままでは、踊るどころかまともに立つことさえできません。
そこでまず、靴底部分を足になじみやすくするため、手や床、時には金槌などを使って、ほぐして柔らかくします。
この時に、靴底全体を柔らかくしてしまうと立てなくなります。
土踏まずの部分を避けるようにして、バレエシューズなら「ルルベ」の時に足の指が曲がる位置などを中心に、自分が立ちやすくなるように工夫してほぐしていきます。
また、特に外国製のトゥシューズは足にトゥシューズを固定するためのリボンが付いていないことが多いので、自分で縫い付ける作業が必要となります。
美しく立つためには、トゥシューズの準備も大切な「上達のための練習」です。
2.ポワントとは「跳び乗る」のではない
トゥシューズの準備ができたら、いよいよそれを履いて、レッスンが始まります。
ここで正しい立ち方をしっかりと練習しておけば、バーを離れた時に正しいポワントのテクニックで踊ることができるようになります。
ア・テール(足の裏全体を床に付けた状態)からポワントに立つ時は、基本的にはいつも必ずドゥミ・ポワント(バレエシューズでいうルルベの状態)を通ってからポワントに立ちます。
そしてア・テールに戻る時も、必ずドゥミ・ポワントを通ってから踵を床に付くようにしましょう。
ア・テールから、つま先に跳び乗るようにジャンプをしてポワントになり、ア・テールに跳び降りてくるような立ち方をすると、ものすごい足音がして見た目が美しくないだけではなく、足への衝撃も大きくなり危険です。
足への衝撃と足音の両方を和らげるためにも、まずはドゥミ・ポワントを通って立って降りる練習を繰り返しましょう。
3.バレエシューズよりも更に必要となる、上体の引き上げ
トゥシューズを履き始めたばかりの人がやってしまいがちな間違いの1つが、バーにしがみついてぶら下がるようにしてポワントに立ってしまうことです。
ポワントに立つということは、バレエシューズでルルベに立つ時より、更に上体の引き上げを必要とします。
毎回のレッスンで「脚で立つのではなく、上体を引き上げて立つ」という意識を、少しずつでも良いので持ち続けていきましょう。
短期間で劇的に上達するのはなかなかできないことですが、ポワントも毎回正しい立ち方を意識することを続けていくと、必ず結果が出てきます。
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