バレエのアンオーが上達する練習方法
バレエに脚のポジションが5つあることはよく知られていますが、腕にもポジションが決められています。
ただし、腕の場合は国や流派によりポジションの順番などが異なっているため、複数の国からバレエが入ってきた歴史を持つ日本では、混乱を避けるために番号ではなく名前で呼ぶことが多くなっています。
その中の1つである「アンオー」は、どの流派にも必ず取り入れられている基本的な腕のポジションです。
1.アンオーの基本
アンオーは、アンバ、アンナバンと並び、クラシックバレエのどの流派でも必ず登場する腕のポジションです。
アンバやアンナバンの腕をそのまま自分のおでこの上まで上げるのですが、そのままただ上げるのではなく、肩をできるだけ下げて首を長く保ち、腕と顔の間にできる空間をできるだけ広く、そして腕を長く使っていくことを心がけます。
そして、肘の内側や手の平は内側に向けます。
手の指先は、自分の視界から完全に消えてしまわない位置、つまり腕全体があまり後ろへ外れ過ぎない位置に置くようにします。
手首や肘は、折れたような急カーブを描くのではなく、肩から指先まで滑らかな曲線を描いていくようにしましょう。
足のポジションと同じくらい色々と細かい腕のポジションですが、そういった細かいこと1つ1つを意識することで、上達の度合いは見違えるように変わっていきます。
2.アンオーの別の働き
片方、または両方の腕がアンオーの位置にくるパには、前に足を上げるグラン・バットマン、ジュッテ・アントルラセ、カブリオルなど、ジャンプをしたり沢山脚を上げたりする大きな動きが目立ちます。
アンオーはただ腕を上に上げるだけのポーズではなく、その腕の動きによって上体を大きく引き上げ、ジャンプなどの大きな動きを助ける働きもあるということです。
総合芸術であるバレエでは、美しい動きを見せることが何より大切な事ですから、力任せに「えいっ!」という動きが見えてしまうのは良くありません。
前の項目に記載した「アンオーの基本」に忠実な、正しく美しい腕のポジションは死守しながら、同時に上体をより引き上げる手助けもしなくてはならないということです。
もちろんジャンプやバットマンの時だけでなく、バレエでは常に上体の引き上げは意識していることが鉄則です。
ジャンプなどで、そこに更に上体の引き上がった動きが加わることで、観ている人にはダンサーが実際のジャンプの高さよりも更に沢山跳んでいるように見え、ダイナミックさが感じられるという嬉しい効果もあります。
腕の動きと身体の動きの調和によって得られる効果です。
腕の動きが身体と調和していないと、手旗信号を見ているような不自然な動きになってしまいます。
アンオーに限らず、目線の先に必ず指先が来るようにするなど、基本を必ず意識して、上達に繋げていきましょう。
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